恩師と年賀状と感謝
奈那です。
他の方のブログでも話題になっていましたが、
年賀状を出すかやめるか、私も悩んだ一人です(*'ω'*)
結局は自分から積極的に出すと言うよりは、
少しモヤっとするけれど
「来た人に出す」
そんな答えを出しました(^_^;)
元旦に年賀状が届きました。
昨年は喪中だったこともあり、
これを機に少し減ったように感じましたが、
きちんと元旦に届くように書いてくださる方もいらっしゃる。
こういう方の方が、近況を伝えてくださったり、何かしらの温かいコメントがあるんですよね。
ありがたいやら、後ろめたいやら…
そんな訳で年賀状を書き始めたのですが、一つ気になっていました。
今年は、大切な人から来ていない。
出していない自分が言うのも変な話ですが💦
そして、まだ届いていないけれど、その方にも年賀状を送りました。
それは、大学時代の恩師。
数年前に届いた年賀状には、高齢を理由に、今年で年賀状は最後にさせていただきたいと印刷されていました。
そして、いつも通り手書きでコメントを添えてくださいました。
当時、御年90歳。
歳を感じさせないくらい達筆で、短いながらも温かいメッセージ。
残念だけど無理ないなあと思いました。
その翌年、少し迷ったのですが、
「年賀状が欲しいのではない。今の私を伝えたい。」
そんな思いが強くて、迷惑覚悟で年賀状を送りました。
何事もなかったように、恩師からも返信が届き、次の年からは毎年元旦に着くように送ってくださいました。
他にも、地震があった時、台風で被害が大きかった時、心配して葉書を送って下さって・・・まるで第二の母。そんなホッとする存在でした。
お世辞でも出来の良い学生ではなかった私を支えてくださって・・・
卒業してからもたくさんお世話になりました。
数日前、やっと恩師から年賀状が届きました!
と思ったのですが・・・よく見ると、寒中見舞いでした。
しかも、差出人は同居されている姪御さんから・・・
昨年の秋、亡くなった旨が書かれていました。
卒業して20年以上経ち、遠く離れて、ほぼ年賀状だけのやり取りになっていましたが、とても大きな存在であることは変わりません。
私もいつかあんな大人になりたい、あんな仕事人になりたいと思っていました。
「若い頃はあんなだったのに・・・」と笑ってもらえるように頑張ってきました。
お元気なうちにまた顔を見に行きたいと思っていたのですが・・・
無念です。
誰しもがいつかはこの日を迎える訳ですが、
やはり永遠の別れを受け止めると言うのは辛いものですね。
年賀状って、年の初めに明るい気持ちになれるものだと思っていましたが、今年は
今までにない気持ちを味わうことになりました。
心にぽっかり穴が開くという状態を体感しましたが、いつまでも落ち込んでいるわけにはいきません。
きっと空の上から、今までと変わらず応援してくれているはず。
恩師に認めてもらえるよう、私らしく、頑張らなくちゃ!
たくさんの感謝の気持ちとともに、ご冥福をお祈りしています。