なな色のにじの橋

結婚・妊活・子育て・離婚。いろんな経験でゲットした生きるヒントを私らしくお伝えするブログ(*‘∀‘) ねっ!幸せのにじの橋を架けようよ!

小学生とハムスター。共に成長した、感動の飼育の日々

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神尾奈那です。

 

先日、ペットについて書いたら、

子どもたちが小さい頃を思い出し、

すっかり懐かしくなりました。

 

それと同時に、

ペットの存在のすごさを思い出しました。

 

その中でも、思い出深い話、

娘のハナ(高校生)が飼っていた

ハムスターのことを書き記します。

 

ハムスターを飼いたい!

 

ハナが小学生だった頃、

ハムスターを飼っているお友達が

たくさんいました。

 

動物大好きファミリーの我が家。

その日が来ることはわかっていました。

 

「私もハムスターを飼いたい」

ハナはワクワクしながら

私に訴えてきました。

 

わかっているはずだけど、

ここはしっかりお約束!

 

たとえ小さな動物でも命があること。

 

そして、

「飼うと決めたなら、

きちんとお世話するんだよ。

できる?」

 

餌はきちんとあげきゃいけないことも

排泄の片づけもしなきゃいけないことも、

ワンコたちがいる生活で、

十分わかってはいるはずだけど、

ここはきちんと約束しなきゃ!と思って、

気持ちを確かめながら、

たくさん話し合いましたね。

 

それともうひとつ。

ハムスターの寿命は短い。

平均で2~3年と言われている。

 

だから、

いつかお別れの時が来て

とっても悲しい思いをするけど大丈夫?」と。

 

少し考えていましたが、

ハナの気持ちは固かった。

 

私はひとつだけ、

彼女の心に届くよう祈りながら、

言葉を落としました。

 

「ハナちゃんはハムスターのお母さんになるんだよ。

たくさん可愛がってあげようね。」と。

 

ハナは嬉しそうに頷いていました。

 

 

ハナはお母さん

 

小さくても母性ってあるんですね。

 

いろんなハムスターがいる中で、

ハナのほしい種類はキンクマ。

 

最初から決まっていたようです。

 

その中から、

少しでも長生きしてほしくて、

店員さんに相談して、

健康そうなハムスターを選びました。

 

帰りの車の中で、

それはそれは大事そうに、

ハムスターが入っている箱を膝に乗せていたハナ。

 

出産して、

子どもたちを我が家へ連れて行く時のことを思い出してしまうほど、

ハナはお母さんの気持ちになっているのがわかりました。

 

「なんて名前にしようなぁ?」

 

小さな穴から何度もハムスターを見ては、考えていましたが、

 

「フワフワだからふうちゃん!」

 

よーく観察して、決めていましたね。

 

この日ハナは、

ふうちゃんのお母さんになりました。

 

 

 

お母さんのお仕事

 

毎日毎日、ハナはふうちゃんのお世話をしました。

 

まだ低学年だし、飽きるかな?

と思っていましたが、

驚くほど溺愛していました。

 

餌を選ぶのも、真剣そのもの。

 

ドライフルーツが入っていた方が

美味しいんじゃないか、

ひまわりの種は食べすぎると

体に良くないなど・・・

 

学校でハムスター友達と

情報交換しているようでした。

 

まるでママ友。

 

 

 

小学生でも母性は育つ

 

ハナは人を楽しませるのが大好きで、

私が仕事から帰ってくると、

自分の顔に折り紙でヒゲをつけて、

ハムスターのママになりきり、

ふうちゃんを抱っこしてよく出迎えてくれました。

 

一番驚いたのは、友達が遊びに来た時。

 

突然、ふうちゃんをくわえた事がありました。

 

なに?なにごと?

 

驚いてハナに聞くと、

 

「ハナはふうちゃんのお母さんだから!

動物はこうするんだよ!」って。

 

たしかに動物が我が子をくわえている姿、

見たことあります。

 

ハナは友達に、

自分がふうちゃんのママであることを主張したかったらしい。

 

子ども目線から見る親の姿…

なるほどね。

 

子どもってすごいなぁと思いました。

 

その後、何匹かのハムスターを飼い気づいたのですが、

ふうちゃんはなかなかの面白キャラ。

脱走も大好きでした。

 

ふうちゃんの魅力もまた、

ハナがお世話する気持ちを

高めてくれたのだと思います。

 

その後も、ハナのお母さん業は

怠ることを知りませんでした。

 

 

別れの時

 

ハムスターの寿命は2.3年。

その日がとうとうやってきました。

 

ハナは予想をはるかに超える

面倒見の良いお母さんになっていました。

そしてそれは、最期の時を迎えるまで続きました。

 

もうさよならの時だとわかっていたので、

最期はハナの手のひらの上に乗せ、

みんなで見送ることにしました。

 

ふうちゃんはそっと旅立っていきました。

 

まだ小学生のハナには辛かったことでしょう。

 

でも、ふうちゃんは本当に幸せだったろうなと思います。

 

ふうちゃんが旅立ち、

悲しくて悲しくて、

涙が止まらなかったハナ。

 

ふうちゃんの死は、

もちろん私たち家族にも悲しかったけれど、

悲しみと向き合うハナを見ていることも

同じくらい辛かった。

 

三日三晩泣くってこんな状態なんだなと思いました。

 

やっと落ち着いたかなと思うと、

ご飯を食べていても急に悲しみが襲ってきては号泣。

 

心配でしたね。

 

でも、ふうちゃんと出会い、

ハナは確実に成長しました。

良い経験をさせてもらいました。

 

母性っていつから生まれて育つのかなと

思っていましたが、

小学生でも十分持ち合わせていて、

大人と同じくらい発揮するんだなと思いましたね。

 

また、母性を育ててくれるペットたちの存在も

偉大だなと思います。

 

ハナは、その後も何匹もハムスターを飼い、

お世話しました。

 

また他のハムスターの話もできたら良いな

そんな風に考えています。