実録!オニ姑の嫁イビリ~第10話 運命の分かれ道~
神尾奈那です。
久しぶりにオニ姑のお話を…
義父のメタ父が来訪し、
身に覚えのない私に(被害者としての自覚はあるけど)
「土下座しろ」とやりたい放題(^^;;
それが原因で、夫婦げんか勃発の我が家。
ユメを連れて家を飛び出し、
友人宅にいる私のところへ行った私ですが、
翌朝メタ(元夫)から電話がきました。
もちろん、『謝罪&帰っておいで!』コール。
もともと友人宅には一泊する気しかなかったし、こんな流れももちろん読めていた。
というわけで帰りました。
そして、
『私たち家族を大事にする』とメタから宣言もありました。
メタに対して、不満はあったが我慢するしかない。
彼もそうだったに違いないでしょう。
だって結婚しちゃったし・・・
いろいろあるよね💦ということで。
私たち夫婦は、メタ父母はもういない想定で
過ごしていました。
自分たちは平和な家庭を築いていると
自分自身を洗脳すべく生活していました。
一言でいうなら【仮面平和家族】(^▽^;)
でも、私はともかく、
メタは親と血が繋がっている。
メタ母は、メタ叔母と旅行という名目で、
私たちが住んでいるエリアに来ては
メタと会っていたようでした。
女の勘ってこんな時にも発するようで、
すぐに察知しました。
でも親子だし、悪いことしてるわけじゃないし。
とにかく私に被害はない!
なので黙認していました。
ところが・・・
はじめは申し訳ない気持ちでこっそり会っていたメタ。
でも、メタ母と会うたびに洗脳されていったようです。
メタ家との仲がぎこちなくなったのは私のせいだと、メタまでが言うようになってしまいました。
そうでもしないと、自分は親に捨てられると
ある意味純粋に思ったのでしょうね。
私はというと、ユメとハナのために、
少しでもいいから、
メタ家との仲を復活するよう望む私の両親と、
私のせいで家族がおかしくなったと
責めるメタの板挟みに苦しむようになりました。
もう無理かも・・・
夫婦なんてそんなものだと、
母には何度も言われました。
もちろん、恋愛気分のまま一生終わるだなんて思ってはいません。
ただ、私は
子供たちにとっては父がいた方がいいに決まってる!
その思いが強くて決断できずにいました。
その時はそう思って疑わなかったので。
子供を養うような働き方はしていなかったし、
養育費のこともまったく知らず、
少ししかもらえないだろうなと。
『離婚』という2文字が、
軽からず頭の中に存在するようになる一方で、
『かき消さなきゃ』と立ち向かう母としての自覚に心が揺れていました。
いろんな機関に相談に行きました。
子どもを2人抱えて、離婚の相談なんてしたら…と考えた時、
止められると思っていました。
宥められると思っていました。
良い方法をアドバイスされると思っていました。
驚いたことに、
どこへ行っても、離婚を勧められました。
子供のことを思うならよけいにそうしたほうがいいと言われたこともありました。
子どもの発達に(特に脳)支障をきたすこともあるとらしいです。
でも、自分だけなら即決できることも、
家族がいるとなかなかね・・・
宙ぶらりんな時期を過ごしました。
悩むこと数年、メタの浪費が始まりました。
今まで貯めていたお金もずいぶん使い果たしてくれました。
ボチボチかな・・・・と、
『よし!動こう』
やっとやっと、私の心が決断をしました。
明るい光の方に顔を向ける勇気を持ちました。
こうして、私は別居に向けての家探しを始めました。
もちろんその時、メタはそんなこと知る由もありませんでした。