なな色のにじの橋

結婚・妊活・子育て・離婚。いろんな経験でゲットした生きるヒントを私らしくお伝えするブログ(*‘∀‘) ねっ!幸せのにじの橋を架けようよ!

実録!オニ姑の嫁イビリ~第2話 結婚式・初めての帰省~

ご訪問ありがとうございます。

”なな”こと神尾奈那です。

 

元夫メタボンとの結婚期間中に味わったオニ姑の嫁イビリ話の続編!

結婚式、そして初めての帰省での出来事をお伝えします。

 

結婚式

 私が結婚するころ、オリジナルウェディングが流行りだしていました。

親の時代には必ずや新郎新婦の横にいたお仲人さんが姿を消し始め、型にはまらずオリジナリティを出していく…

 

学生時代の友人2人が立て続けに結婚し、どちらもオリジナルで行っていて、当時の私は少なからず刺激を受けました。

 

メタボンも快諾。

両家の親ははじめこそ仲人を立てない結婚式に躊躇していましたが、本人たちの好きなようにと承諾してくれました。

 

遠恋をしている割には、揉めることもなかったし、マリッジブルーも経験しないままスムーズに当日を迎えられることができました。

 

本番も滞りなく終了!

めちゃくちゃhappyな気分でエレベーターに乗ったところにいたのがメタ両親(;'∀')

 

でも、この時はまだ、さほど苦手意識もない状態でした。

 

メタ父はとてもご機嫌で「とても良い式だったと親戚が喜んでくれた。」と。

満面の笑みで話してくれたので、私としても嬉しかった!(^^)!

 

だがしかし・・・

 

あれ?

視界に入ってくるメタ母の様子がおかしい(泣)

絶対絶対不機嫌!

しかもかなりマックスで(;´д`)

 

基本ポジティブなところに式を終えてテンションが高くなっていたため、私はこんな感じで考えてしまいました。

 

実家からほど遠いところへ就職してしまった息子と別れるのが悲しくて落ち込んでいるんだろうな…と。

 

だから・・・

 

そうだよね、お義母さんかわいそう・・・

 

と深く考えずに同情までしてしまうという・・・アホですね、私。

その後真実を知ってしまう日が来るのですが、自分が情けなかったです。

 

新婚生活

メタ母からよく電話がかかって来ました。

私があまり料理をしてこなかったことを心配していたようで、

 

「今日は何を食べたか?」

「味はどうだったか?」

「栄養は偏っていないか?」

「ほしいものはないか?」等々

 

直接話さなくてもメタボンの返事を聞けば一目瞭然。

でも、いたって平和な新婚生活だったので、苦になっていませんでした。

メタ母に食べさせるわけではないので(^-^;

 

初めての帰省、もしかして半沢直樹

数か月後、メタ実家に帰省する日が近づいてきて、さすがにその時は心の準備が必要でした。

すでに経験済みの友人から、朝は何時に起きたら良いのか、キッチンにはどんな感じで手伝いに入るべきか、心配なことをあれこれ聞きましたね。

 

でも実際はそんなことで悩む必要ななかったと思いました。

そんなレベルではなかったのです(泣)

 

出だしは好調でした。

もちろん緊張はしたけれど、まあ皆さんこんなものでしょう的レベルで、談笑しながら夕飯を頂きました。

 

この一家家族全員がお酒好き。

メタ母もかなりの勢いで飲んでいました。

普段から、メタ実家はメタ母のトークが中心に会話が進む感じ。

お酒のせいなのか何なのか、突然私にからみはじめた(T_T)

 

「私に逆らったら、何倍にしても何十倍にしてでも返してやるからね!」

 

何?半沢直樹と今なら突っ込みたくなるセリフですが、この実話すでに20年前の話でして、半沢直樹のドラマよりずっと前(^▽^;)

 

はじめは、なぜこのセリフが出てきたのか全く理解できなかったが、ただただ嫁の私が気に入らないらしいということだけはわかりました。

そして、もう一つ息子を取られという気持ちが大きいようだということも。

 

その後リビングで過ごした約2時間、会話の中に何度も入ってくるこのセリフ、

 

「私に逆らったら何倍にしても何十倍にしても返してやるからね!」ですが、一番怖かったのは、包丁片手に言われた時。

さすがにゾクッとしました。

 

もちろん、殺意を抱いていたわけではありません。

酒の肴を作ろうとキッチンにメタ母が立ったのですが、そこでもその言葉が降ってきたらしい。

右手に包丁を握り、そのセリフを吐きながらリズムをとるように振っている(;´д`)

 

「なんてところに嫁に来てしまったんだろう」

 

まだ20代の私にはとにかくショックでしたね。

「いつまで続くんだろう」

「何でこんなこと言われなきゃいけないの?」

「まだ何も悪いことしていないのに」

「どうして、こんなひどいことを一方的に言われているのに、誰も助けてくれないの?」

 

地獄の2時間…いつまで続くんだろうと思ったそんな時に、やっと口を開いたのはメタ姉でした。

 

「そろそろ終わりにしてあげたら?」

 

なぜかその一言ですんなり終わり、夕飯そのものもお開きとなったはずなのですが、そその後布団に入ったところまで私の記憶はまったくありません。

 

振り返って反省すること

とにかく、悲しくて悲しくて…

悔しいとか、腹が立つとかそんな怒りにつながるような感情は起きませんでした。

よくわからないままこんなことになり、とにかく悲しかった。

ずっとこらえていた涙が止まらなかった。

 

私は付き合ってからずっと、メタボンのことを『優しくて頼れる人』だと思ってきました。

でも、母とのやり取りの時、彼はまったく声を発することはありませんでした。

普通の会話に戻った時はいつも通り話しているのに…

 

ベッドに入って泣く私に「大丈夫?」とやっと声をかけてくれました。

 

私のいけなかったところ、最大の反省点。

それは「大丈夫」と答えてしまったこと。

 

『とにかく一方的で怖かったこと』

『メタボンに助けてほしかったこと』

『悲しかったこと』

 

自分の気持ちをあの場で伝えていれば、その後の嫁姑関係は変わっていたのかもしれません。

 『かも』ですが・・・

 

もちろん、私が大丈夫ではない状態なことはわかったでしょう。

結婚して気づいたメタボンのずるさなのですが、私が我慢すると彼はそれで良しとしてしまうのでした。

頭を撫でられ(最大限慰めたつもりだったのでしょう)それ以上の言葉はありませんでした。

 

この日のできごとでメタ母は

『これはいける!』

と学んだことでしょう。

そして唯一の反省点、それはメタ姉に制止されたことで

『いびるのは他がいない時に!』

だったように感じます。

 

なぜなら、この後そんな展開になっていくので・・・(泣)