実録!オニ姑の嫁イビリ~第4話 祝!妊娠‼それでも続く嫁いびり~
ご訪問ありがとうございます。神尾奈那です。
メタ母の嫁いびりはすっかり定着し、彼女にとっては息子に会うのと同レベルで帰省の楽しみになっていたような気がします。
みんなの前では、明るく楽しい陽気なキャラですが、2人きりになると闇の世界からやってきたような怖い姑。
それでも私は、どこかで『いずれほとぼりも冷めるだろう。』と時が解決してくれるだろうと、どこかのんびりと構えていました。
でも、実際は収まるどころかエスカレートするばかりで、さすがに『エンドレスかもしれない( ;∀;)』と思い始めていました。
メタ母が特にお気に入りだったのは、私がブスだというネタですね。
毎回かなりの時間を割いて攻撃されていました。
私が泣く寸前のところでやめるのが楽しいみたいで、最後は
「このことは誰にも言ってはいけないから!」
もしくは
「明日になったら、今日今日言ったことなんて覚えていないからね~」などと言って部屋へと消えるのでした。
これが5年ほど続き、私もほとほと疲れていました。
妊娠発覚
そんな時、ユメを妊娠しました。
実は私、不妊治療を受けていたのですがなかなかうまくいかず、やっと妊娠しても流産するという悲しい日々を過ごしていました。
メタ両親には結婚当初から早く孫の顔が見たいと言われていただけに次第にプレッシャーになっていたのですが、やっと妊娠に結び付き、安定期に突入!
メタボンとも相談して実家に報告しました。
メタ両親もとても喜んでくれて、性別がわかれば教えてほしいと。
「どっちでも嬉しいんだけどね」
そう言ってくれたので、私も心底嬉しかったのでした。
事件は起きる!
まもなくしておなかのベビーが男の子だと判明しました。
メタが実家に電話してメタ母に報告。
電話の向こうで喜んでくれている様子がわかりホッとしました。
「ななとも話したいって。」メタに言われ電話口へ。
忘れていた、相手がオニ姑だということを・・・
すっかり油断していましたね。
メタ母:男の子なんだってね。
私:はい、そうなんです。
メタ母:私、女の子が良かったんだけど(怒)
私:え・・・?(もちろん絶句)
何か言っているようだけど、もはや聞こえない。
私だけならまだしも、私の大事なベビー(胎児時代のユメ)にケチつけるなんて!
私:どうしてそんなこと言うんですか?(怒)
メタ母:だって女の子だったら洋服選びも楽しいけど、男の子なんてつまらないじゃない。
はぁ?
それ以上何も言う気になれず、精一杯大人の対応をして電話を切ったつもりだった。
しかし!
このやり取りを聞いてメタが怒っていた。
自分の親に向かって、ひどい口の利き方をしていると。
私は、悔しくて悔しくて・・・今までの5年間の思いを全部ぶちまけた。
初めての帰省で「何倍にしても返してやる!」と言ったメタ母。
あなたはそれっきりかと思っているかもしれないけれど、2回目の帰省以降、メタが昼寝している時、友達に会いに行っている時、メタ父と出かけてしまった時・・・
メタ母と私の2人きりになったらどんなことが起きていたか知ってる?考えたことある?と。
- ブスと言われ続けたこと。
- メタ家の恥だとののしられたこと。
- 姉妹と比べられ、かわいそうな人だと言われたこと。
- メタ姉が結婚できないは(姉に失礼な言い方だが)ブスな嫁が来たせいだと言われたこと。
あれもこれも泣きながらぶちまけた。
全然気づいてもくれなかったくせに。
メタはあまりの残虐なやり取りに驚いていた。
メタは珍しく母に対して怒りをあらわにし、抗議の電話をしようとしたのですが・・・
私は一方的ながら、メタ母にさせられた約束を思い出してしまったのです。
そして必死になってメタを留めてしまいました。
「メタがわかってくれればそれで良い。だから電話しないで。言わないで。」と・・・
これ以上、事態が大きくなるのが怖かった。
メタが守ってくれればそれで良かった。
振り返り、反省すること
その時は、それが最良の決断だと思っていました。
メタも理解してくれたし、
「今後同じことを言われた時は包み隠さず話してほしい。」と言ってくれたので。
私は幸せな気持ちを取り戻していました。
だから、その後も懲りずに電話がかかってきて、いろんなことを言われましたが、
メタが帰ってきたら、『今日のできごと』をメタに話しました。
延々と言われると悲しくはなりましたが、メタが聞いてくれるので我慢できる気がしました。
でも、結局は何の解決にもなっていないんですよね。
あの時電話をしようとしてくれたメタを止めずに、直接メタ母とバトルさせるべきでした。
嫁VS姑ではなく、息子夫婦VS姑というスタイルをとること!
そうしたら、事態はそれ以上悪くはならなかったように思います。
問題が出たときは、その都度夫婦でしっかり向き合うことが大切な事なんだなとつくづく思いました。
問題は小さな芽のうちに摘み取らなきゃいけないんですよね。
一つ一つ乗り越えることができたら、真の夫婦になれていたような気もします。
何を言っても、今さら・・・という言葉なのですが。